早期リタイア後、優待生活をしていますが、意外と忙しい日々を送っています。
ただ、忙しいと言っても分からないと思うので、優待生活の実情を紹介します。

優待生活で行っていることを整理することで、効率的に優待生活をする判断材料にしたいと思います。
株主優待生活の1日:優待クロス
優待クロスについて
優待クロスのメリット
優待クロスをすると、優待株式を現物で保有するだけに比べると、株主優待の取得数が大幅に増えます。
そのため、早期リタイア後の生活費の多くを補うことが補うことが出来ます。
優待クロスのデメリット
デメリットは、多くの時間を取られることです。

優待生活は、クロス以外でも優待消費などで時間を取られます。
優待クロスを頑張りすぎると、仕事をしている人とあまり変わらない時間を取られます。
早期リタイアしたとは言い切れない多忙な生活になってしまいます。
優待クロス:1日のスケジュール
優待クロス:争奪戦のみ参加の場合
株主優待生活の1日のスケジュールうち、優待クロスで行う内容だけを列挙しました。
優待クロスは1日中出来ますが、争奪戦の時間だけ参加した場合です。
- 9時~15時現引き注文
信用買い注文が約定後、現引き注文します。
- 1日信用は、当日中に現引きをしないと、莫大な手数料がかかります。
- 制度信用は、現引きしないと、金利が余分にかかります。
- 16時30分頃日興証券:一般信用売り在庫数確認
狙う銘柄を争奪戦前に決めます。
- 17時00分
- 18時30分頃楽天証券:一般信用売り在庫数確認
- 18時50分頃GMOクリック証券:一般信用売り在庫数確認
- 19時3秒頃楽天証券争奪戦
SBI証券:一般信用売り在庫数確認 - 19時30秒頃
- 19時~20時auカブコム証券:一般信用売り注文入力
マネックス証券:一般信用売り在庫数確認 - 19時30分~20時30分頃
- 20時30分頃auカブコム証券:一般信用売り抽選結果
- 争奪戦終了後翌日に優待クロスする銘柄の決定
各証券会社の一般信用売り在庫状況を比較して、翌日に優待クロスする銘柄を決定します。
除外した銘柄は、注文の取消をします。 - 優待クロス銘柄決定後信用買い注文・現物買い注文
各証券会社の手数料を参考に、優待クロス銘柄を、信用買い注文か現物買い注文をします。

株主優待クロスをする場合、平日の17時~20時頃まで忙しくなります。
優待クロス:落ち穂拾い
一般信用売り在庫は、争奪戦の時間以外でも出ることがあります。
「落ち穂拾い」と呼ぶ人が多いです。
レア銘柄をクロス出来る可能性が上がりますが、頑張るほど負担が大きいです。

「落ち穂拾い」をすると、優待クロスに1日中時間を取られます。
私は、「落ち穂拾い」はほとんどしません。
優待クロス:月間スケジュール
優待クロス資金の出金
現渡し(品渡し)処理後、基本的に2営業日目に出金することが出来ます。
月末に現渡しした分の金額は、月初めに出金出来ます。

資金ギリギリまでクロスする人が多いと思います。
色々な支払いが多い時期なので、早めに降ろしたいです。
楽天大口優遇の更新
楽天証券大口優遇の権利を獲得すると、優待クロス資金を節約出来ます。
大口優遇の期間が切れる、3カ月~4カ月ごとに更新します。

優待クロス投資家にとっての閑散期(1月・4月・7月・10月)に更新する人が多いです。
月初めに更新したほうが、大口優遇の期間が長くなります。
株式の移管
一般信用売りをした証券会社とは別の証券会社で現物株を購入した方がクロス経費が安いことがあります。(主に楽天証券)
その場合、クロスをした2営業日目以降に、株式の移管手続きをする必要があります。
現渡し(品渡し)注文
権利落ち日(注文は権利付最終日の夜から)にクロスした銘柄の現渡しをします。
翌営業日の9時前に約定するので、信用売り建て玉が無くなったか確認をします。

優待の多い月(特に3月)は、現渡し注文を入力するのに膨大な時間がかかります。
更に、異証券会社でクロスした場合、注文数が2倍(労力は3倍くらい)になります。
翌日が営業日の場合は、睡眠時間を削って現渡注文する必要があります。
優待が多い月は現引注文数が多いため、いくつか注文を間違えます。
株主優待生活:優待消費など
優待消費
優待消費は忙しい
月曜から夜更かしの桐谷さんで有名ですが、株主優待生活は、優待消費でも多くの時間が取られます。


私も桐谷さんのように優待消費のために自転車での移動が多いですが、約10カ月で後輪がパンクします。
自宅から近い優待の消費
何度も店に行くことが出来るので、食事券の場合は、モーニングやランチなど、お得なメニューで利用します。
自宅から遠い優待の消費
近所で利用出来ない株主優待券をまとめて利用出来るように、利用可能店舗の場所を把握する必要があります。
遠方の優待券は、利用出来る回数が少ないので、買物はまとめて購入します。

食事券の場合は、価格の高いメニューでまとめて利用することがあります。
たまには贅沢をしたいので。
どうしても利用出来ない優待
金券ショップやオークションで売却します。
売却資金で、近くで利用出来る株主優待を購入します。

他に、ECサイトに登録しないと利用出来ない優待など、優待消費に時間がかかる優待があります。
優待券の管理、郵便物の開封、議決権行使など

特に、3月優待、9月優待が到着する時期の郵便物は多いです。
郵便物の開封などを効率的にする方法を考える必要があります。
株主優待の新設と廃止と変更
株主優待は、新設、廃止、変更が多いです。
常に新しい情報を把握しておく必要があります。

優待の一覧表や、ブログの内容をなるべく早めに修正しています。
優待廃止になった銘柄をクロスしないように注意しています。
楽しい早期リタイア生活(優待生活)のために
優待生活をしている人は、他の投資(現物株投資・IPO・立会外分売)や節約術を併用していることが多いです。
優待生活だけでも多くの時間を取られるのに、色々な投資や節約術に手を出して多忙すぎる生活になったら、何のために早期リタイアしたのか分からなくなります。
バランスを考えて、今後も続けた方がいい投資、節約術を決めます。
日々の優待生活を見直すことで、今後の早期リタイア生活をどうするか判断がしやすくなりました。

ほどほどに多忙な早期リタイア生活なら、逆にいい刺激になると思います。
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