株主優待が到着すると嬉しいですよね。
ただ、喜びの大きさは、必ずしも優待相当額に比例しないと思います。
そこで、株主優待の価値について考えてみました。
株主優待価値(優待相当額・市場価値)について
優待相当額(企業が提示する価値)
株主優待導入企業が掲示している優待相当額です。
実質の優待価値は、優待相当額よりも低いことが多いです。

優待相当額で算出した優待利回りで株主優待を獲得しても、優待到着後にガッカリすることがあります。
実質優待価値(市場価値)
実質優待価値(市場価値)を知る方法
株主優待の市場価値は、主に下記の2種類の方法があります。
当ブログの優待価値、優待利回りは、主にオークション相場を参考にしています。
- オークション相場
- 金券ショップの買取相場
実質優待価値(市場価値)を決める要素
株主優待券の利用しやすさ
利用可能店舗数が多い株主優待は、市場価値が高い傾向があります。
汎用性の高さ
好きな物を選択出来るカタログ優待、汎用性の高い株主優待品(食品、日用品など)の優待価値は高いです。
割引率
割引率の低い株主優待券
現金を多く必要とするため、優待価値が低くなります。
食品購入で利用出来る割引券(1000円購入で利用出来る100円券など)
割引率が低くても優待価値は高いです。(下記例)
個人が感じる優待価値:幸せになる(ときめく)優待かどうかが重要。
個人で異なる優待価値。
個人が感じる優待価値は、市場価値とは異なります。
人によって、「好み」や「優待の利用しやすさ」が異なるためです。
こんまりメソッドから考える「ときめく株主優待」と「ときめかない株主優待」。
こんまり®メソッドとは?
近藤麻理恵氏(こんまり)が提唱する「片づけをすることで、人生を変える」メソッドです。
「捨てるもの」と「残すもの」を「ときめくかどうか」で選ぶのが特徴です。
「自分が幸せになるため」を目的にすると「ときめくかどうか」は重要な基準となる。
近藤麻理恵氏は、片づけをする目的を、「幸せになるため」としています。
物を残すか捨てるかを見極めるときも、「持っていて幸せかどうか」、つまり「持っていて心がときめくかどうか」を基準にするべきなのです。
人生がときめく片付けの魔法
株主優待も、個人の「ときめき度」は重要。
上記の引用文の冒頭部分を置き換えると、下記の通りとなります。
「株主優待を取得する」ときも、「持っていて幸せかどうか」、つまり「持っていて心がときめくかどうか」を基準にするべきなのです。
人生がときめく片付けの魔法(冒頭部分変更)

優待利回りも重要ですが、「ときめき度」も重視しようと思います。
幸せになる株主優待(ときめく株主優待)一例。
1780:ヤマウラ(3月優待)

すずらんハウスセットが届くと、とてもときめきます。
飲むヨーグルトが人気ですが、チーズも好きです。
9979:大庄(2月優待・8月優待)

ミヤビのパンは、人にあげても感激されます。
ときめくのは、私だけではないと思います。
8079:正栄食品工業(4月優待・10月優待)
マロングラッセも入っています。
販売価格を見ても優待価値は高いです。
他のお菓子優待(2207:名糖産業など)と到着時期が重なります。
2791:大黒天物産(5月優待)
6785:鈴木(6月優待)
1419:タマホーム(5月優待・11月優待)
毎回、アイドル柄のクオカードです。
4286:レッグス(12月優待)
毎回、リラックマ柄のクオカードが貰えます。
優待価値が低い(ときめかない)株主優待。
必要でない物優待
日用品以外の物品は、必要でない場合がある。
日用品以外の物優待は、人によって必要でない場合があります。

今年は、エコバック、トートバックが多かった印象があります。
「また、エコバックか~」と何度かガッカリしました。
自分が必要でない優待でも、周りに必要な人がいるかもしれない。

無料だと遠慮するので安く売っています。
人に物を贈る時は、相手が必要としているものか考える必要がある。
役立つものであっても、既に保有している場合、貰ってもそれほど嬉しくありません。
贈るのなら、相手が幸せな気分になる物(ときめく物)を贈った方がいいと思いました。
株主優待品の選別から考える企業の将来性
株主優待品のなかには、なぜこの優待品にしたのか分からないものもあります。
どの組織も、何かを決定する権限のある人は、その組織で強い立場の人であることが多いです。
社長が優待品を決めた場合は、社員はそのセンスの良さを褒めるしかありません。
そのため、株主はもう少し意見を言ってもいいと思います。

企業は、お金と引き換えに人々に幸せ(ときめき)を提供するものだと思います。
人を幸せにする商品を想像できない企業の将来が心配です。
近くに利用可能店舗が無い、食事券・買物券
利用可能店舗までの距離で、その人にとっての優待価値は変わる。
食事券・買物券の市場価値は、利用可能店舗数の多寡で変わります。
一方、その人にとっての優待価値は、自分の家や職場から店舗までの距離で変わります。

食事券・買物券は、市場価値とその人にとっての価値の差が大きいです。
自分で利用出来ない、食事券・買物券は取るのを控える。
優待利回りも重要ですが、自分で利用出来ない優待券が到着しても、あまり嬉しくないです。
色々と面倒なので、優先順位を低くしています。
消費期限の短い優待品
小分けにされていない、消費期限の短い優待品が届くことがあります。

「おひとりさま」の株主も多いことを考慮して貰えると有難いです。
ECサイトでの申込が大変な株主優待。
ECサイトで申し込むタイプの株主優待は多いです。
暗証番号の登録が必要でメンドクサイです。

ときめくどころか、不幸な気持ちになることがあります。
1000円分のポイントを利用するために、3時間くらいかかったこともあります。
捨ててしまった株主優待もいくつかあります。
3月優待の処理が追い付かなくてキチガイ状態の時に、「三月の株キチ」と命名しました。
株主優待は幸せになるために(ときめくために)取るもの。
折角、早期リタイアしたのに、株主優待で多忙になっては仕方がないです。
今後は、幸せを感じる(ときめく)株主優待を中心に権利を取りたいと思います。
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